夫婦生活は円満に
結婚当初、お互いに満足するセックスができていたものの、次第に回数が減っていき、いまでは全くないという夫婦は珍しくありません。
セックスは夫婦を円満にする立派なコミュニケーションの1つ。とはいえ、セックスレスになる原因はさまざまです。ここでは、夫婦生活を営む男女が、お互いの気持ちを思いやれるようアドバイスしています。
セックスレスとは
セックスレスとは、夫婦間での性交渉がない状態をいいます。
性行為の機会があるにもかかわらず、1ヵ月以上も行われていなければ「セックスレス」といわれています。つまり、相手からセックスを求められたり自分から求めているにもかかわらず、相手から拒絶されてしまう場合を指します。ひとくちにセックスレスといっても原因はさまざま。そこで、セックスレスの原因をいくつか挙げてみました。
彼女から妻への家族愛
恋愛中は、お互いに愛し合う関係として意識しますが、結婚すると「家族の関係（母親・父親）」と捉えてしまう人がいます。刺激やときめきが少なくなり、安心感を得られるぶん、セックスをしたいという気分が次第になくなるケースがあるのです。
また、子どもができると子育て中心の生活になるため、夫との夜の生活が少なくなることも。妻が母になることで、性欲が以前よりも減ってしまう…というケースもあります。結果としてセックスレスになる夫婦は多いのです。
周りからの子作りプレッシャーが辛い
セックスレスの原因の一つとして、周囲からの過度な圧力が挙げられます。
たとえば、両親や親戚、友人などから子どもについて何度も聞かれるなどです。それだけでなく、子どもが欲しい一心で妻が夫にたくさんのアクションを起こすと、男性はプレッシャーを感じてしまうかもしれません。こうした心理的圧力が男性の性欲を減退させる要因となり、セックスレスに繋がります。
妻に「ED」だなんて絶対に言いたくない
性的刺激が何らかの原因で局部へ伝わりづらくなる症状をED（勃起障害）といいます。
EDは男性特有の症状で、身体の衰えによる「器質性ED」や過度のストレスによる「心因性ED」があります。しかし、男性の場合は自分がEDだと気づいても、プライドや恥じらいを感じて、妻に言わないケースがあります。夫にとって辛い悩みですが、それは妻も同じ気持ちです。EDは、夫婦一緒になって改善しようという行動が大切です。
病気が原因の場合は専門医へ相談する
セックスレスの要因はさまざまです。もしパートナーがEDの可能性があれば、医療機関をたずね、適切な治療を受けましょう。近年では、「シアリス」とよばれる、ED治療薬が開発されています。個人差はありますが、36時間の効果が続くため、ED治療薬ではよく使われる治療薬の一つです。
ただし、診察は自費診療です。また、人によって治療薬との相性がありますので、医師の正しい指導を受けましょう。