2017-06-26

色とりどり!ランドセルを選ぶポイントは?

ピンからキリまであるランドセルの違い

保育園や幼稚園の年長になると、そろそろ準備をしようかなと思い始めるのがランドセルです。
ランドセルはかつては男の子が黒、女の子は赤と決まっていたものですが、次第に違った色のものも登場するようになり、現在では数十色にもなるカラーバリエーションが展開されています。

現在でも校風や校則で色が決められている小学校もあるようですが、全国の公立学校では特に色に関しての決まりはありません。

しかしそれは逆にランドセルをこれから購入しようとする人にとって選択肢を大きくすることになっています。
たくさんの中から選ぶことができるというのは嬉しいものですが、それだけに迷う部分も多くなっているのです。

ランドセルの相場としては最も売れている商品はだいたい3万円台に集中しています。
やはり長期間使用するものであるためか、かなり奮発をしているようで、4~6万円台の製品を選ぶ人も少なくありません。

一方で安いランドセルは1万円台から購入することもでき、どうして同じような製品に数倍もの価格差がついてしまうのかとちょっと不思議に感じます。

ランドセルの価格を大きく変化させる要因となるのは、天然皮革か人工皮革であるかという点です。
特に天然皮革のコードバンという素材は相当な高級品なので、素材にそれが使用されているだけで価格は一気に高くなります。

安いランドセルで使用されているのは人工皮革で、これはぱっと見た感じ革の質感から天然ものではないことはすぐに分かるでしょう。

子供によりよいものを使用させてあげたいと思うと多少高くても本皮のものを買いたくなりますが、本皮は水に弱くケアが欠かせない面倒な部分もあります。
そのため元気に遊び回ることを考え、あえて水に強い人工皮革を選ぶという人も多いのです。

大事なのは縫製と肩ベルトのクッション

ランドセルのCMやカタログを見ていると、全体的によく見かけるのが「軽さ」を強調した製品です。
これはおそらく現在の親世代の人の多くが、小学校時代にランドセルの重さに苦労をしたという経験からきているのではないでしょうか。

確かに軽いランドセルは使う子供にとっては便利なように思いますが、実はランドセル本体の重さはそれほど関係ないことが多いのが実情です。

むしろ体感する重さを決めるのは肩のベルト部分のクッションと縫製です。
百貨店などの高級ランドセルと格安ランドセルを比較してみるとすぐわかりますが、肩口の質感や縫目がかなり違っていることがわかります。

肩に使用されているクッション素材や縫い方により、肩への負担が大きく違ってきます。
ただし肩に優しい縫製技術はだいたい3万円台くらいから上はだいたい同じです。